WordPressで選ぶべきお問い合わせフォームプラグイン
お問い合わせフォームは、あらゆるウェブサイトにとって欠かせない要素のひとつです。見込み顧客の獲得やメールリストの構築、既存顧客との継続的なコミュニケーションなど、重要な役割を担っています。しかし、見た目がよく、使いやすいフォームを一から作成するのは簡単ではありません。特に、コーディングの知識がないビジネスオーナーにとっては大きなハードルになります。
そこで活躍するのが、WordPress お問い合わせフォームプラグインです。これらのプラグインを使えば、コードを書かなくても、誰でも簡単にWordPressサイトへお問い合わせフォームを追加できます。
短時間でお問い合わせフォームを作成したい方に向けて、特におすすめのプラグインを5つご紹介します。
1. Jotform
Jotformは、最も広く使用され、高い評価を受けているWordPress お問い合わせフォームプラグインの一つです。1,000万人以上のユーザーに支持されているこのドラッグ&ドロップ式フォームビルダーを使えば、コードを書かなくても、誰でも理想的なお問い合わせフォームを作成できます。
さらにJotformには、そのままWordPressに埋め込んですぐに使えるお問い合わせフォームテンプレートが豊富に用意されています。これらのテンプレートは自由にカスタマイズ可能で、CAPTCHA認証、ファイルアップロード、Googleマップの埋め込みなどの機能も、必要に応じて簡単に追加できます(テンプレートに含まれていない場合でも対応可能です)。
セキュリティの面でも、Jotformは非常に高い評価を得ています。これほど充実した保護機能を備えたWordPressプラグインは、ほかにほとんど見当たらないと言ってもよいでしょう。Jotformのお問い合わせフォームには、スパム対策、256ビットSSL暗号化、PCI認証が標準で備わっており、GDPRおよびCCPAにも準拠しています。なお、HIPAAコンプライアンスに対応する機能は、ゴールドプランおよびエンタープライズプランで利用可能です。
これらの機能はすべてJotformアカウントから利用可能で、有料プランに登録しなくてもすぐに始められます。
ワンポイントアドバイス
お問い合わせページに、JotformのWordPress AIチャットボットをお問い合わせページに追加すると、訪問者からの質問に即座に回答したり、各入力項目を案内したりできるため、フォームの入力完了率を高めることができます。
2. Gravity Forms
Gravity Formsは、高度な機能を備えたWordPress お問い合わせフォームプラグインで、ベーシックライセンスは年間59ドルから利用できます。ビジュアルエディターを搭載しているため、フォームのデザインも比較的簡単に作成できます。また、すぐに使えるテンプレートもいくつか用意されておりWordPressサイトにそのまま埋め込んで、すぐに利用開始できる点も魅力です。
WordPress お問い合わせフォームプラグインと一線を画している機能のひとつが、条件分岐です。ユーザーの入力内容に応じて、フォーム内のセクションを表示・非表示に切り替えることができます。これにより、ユーザーごとに最適化されたフォーム体験を提供でき、必要な情報だけを効率よく収集することが可能になります。
とはいえ、Gravity Formsにも改善の余地はあります。たとえば、他のソリューションと比べると、あらかじめ用意されたテンプレートの数が少ない点が挙げられます。標準的なフォーム向けのテンプレートがもっと充実すれば、作業時間の短縮につながるはずです。実際、TheDevCoupleのAhmad Awais氏とMaedah Batool氏も、その点を改善点として指摘しています。
3. WPForms
WPFormsは、ドラッグ&ドロップ操作で、見た目がよく実用的なお問い合わせフォームをすばやく作成できるWordPressプラグインです。導入も比較的スムーズで、初めて使う場合でもストレスなく始められる点が特長です。中でも便利なのが、数分でフォーム作成を完了できるようガイドしてくれる WPForms Challenge 機能です。この機能により、フォーム作成のハードルがさらに下がり、誰でも簡単に始められます。
WPFormsは、ファイルアップロード、条件分岐、決済プラットフォームとの連携、対話型レイアウトの会話形式フォームなど、非常に多くの機能を備えています。ただし注意点として、これらの高度な機能の多くは有料プラン限定となっています。上位プランでは、年間最大599ドルかかる場合もあります。
WPFormsの最大の課題はコストパフォーマンスだと、WPCrafterのAdam Preiser氏 は指摘しています。無料版は機能がやや限定的である一方、有料版は価格が高めに設定されている点がネックだと評価されています。
4. Formidable Forms
Formidable Formsは、お問い合わせフォームを含む幅広い種類のフォームを作成できるオールインワンのWordPressプラグインです。ドラッグ&ドロップ式のビルダーを使って、数十種類のテンプレートを自由にカスタマイズできます。
また、条件分岐、ファイルアップロード、CAPTCHA認証、複数ページに分かれたフォームなどの高度な機能にも対応しており、より複雑なフォームを作成したい場合にも適した選択肢です。
一方で、Formidable Formsには無料版が用意されていないので、価格がネックになる場合があるかもしれません。1年間のライセンスは年間79ドルから利用できますが、決済機能やメールマーケティング連携といった高度な機能を使うには、年間399ドル以上のプランが必要になります。
Formidable Formsでは、サポート体制が課題になることもあると、エクスペリエンスデザイナーのGlenton Samuels氏 は指摘しています。特に注意したいのが、ライセンスの有効期限が切れた場合です。ライセンスが失効すると、サポートも同時に終了し、過去のサポート履歴へのアクセスもできなくなります。
5. Contact Form 7
Contact Form 7は、最も歴史があり、現在でも広く使われているWordPress向けお問い合わせフォームプラグインのひとつです。無料で利用できる点が大きな魅力で、使い方を理解できれば、ほぼあらゆる種類のお問い合わせフォームを作成できます。
ただし、Contact Form 7は使いやすいとは言えません。操作は直感的ではなく、ドラッグ&ドロップ式のエディターも用意されていません。中でも大きな課題として挙げられるのが、フォームをWordPressに埋め込む作業の煩雑さです。WP HiveのNahid Sharif 氏も評価しているように、Contact Form 7ではHTMLを使って埋め込みを行う必要があります。さらに、プレビュー機能がないため、公開前にフォームの見た目を確認するには、実際にフォームを設置したページをプレビュー表示する必要があります。
WordPress お問い合わせフォームプラグインには数多くの選択肢がありますが、価格、機能、使いやすさのバランスという点では、Jotformに匹敵するものはなかなかありません。さらに、WordPress.comユーザー向けには、無料で使えるお問い合わせフォームプラグインも用意されています。
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