Facebookはもはや目新しい存在ではありませんが、Statistaによると、今も「世界のソーシャルメディアの頂点に君臨している」とされています。このプラットフォームの月間アクティブユーザー数は30億7,000万人にのぼり、2026年の調査では、世界のマーケターの36%がFacebookを最も重要なソーシャルプラットフォームに挙げています。
ShopifyはEコマースや広告の面でMetaと連携していますが、Facebookページのおすすめ(一般に「Facebookレビュー」と呼ばれます)をShopifyストアに表示するためにインポートする機能は標準では備わっていません。ShopifyにFacebookレビューを埋め込むには、3つの方法があります。Shopify App Storeのアプリに月額料金を支払う方法、サーバーレスのウィジェットを埋め込む方法、そしてMetaの開発者ツールを使ってご自身で連携を構築する方法です。
ここからは、3つの方法をすべて順番にご紹介します。
方法1:Shopify App Storeからレビュー集約アプリをインストールする
Shopify App Storeにアクセスし、「Facebook reviews」で検索して「Built for Shopify」フィルターを適用すると、95件の結果が表示されます。
この解説では、こうしたアプリの仕組みを示す例として、Reputon Facebook Reviewsを使用します。
- アプリをインストールしてFacebookページを接続する:Reputon Facebook Reviewsのリスティングからインストールをクリックし、求められる権限を承認したら、レビューを取得したいFacebookビジネスページを接続します。
- ウィジェットのレイアウトを選ぶ:Reputonでは、カルーセル、評価リスト、コンパクトなスライダー、バッジ、グリッドなどの形式を利用できます。ページに合うものを選び、スタイルやレビューの表示設定を調整します。
- Shopifyのテーマに追加する:Shopifyの管理画面でオンラインストア > テーマ > カスタマイズの順に進み、レビューを表示したいページまたはテンプレートを開いて、Reputonのアプリブロックを追加します。配置を決め、モバイルプレビューを確認したら、保存します。
この方法を選ぶ場合、最初のトレードオフはコストです。Reputonの料金は現在、月額5.99ドルです。別のアプリであるElfsightも、トライアル終了後は月額5.99ドルかかります。予算を圧迫するほどの金額ではありませんが、Shopifyで販売しているなら、ストアに導入するアドオンはこれだけではないでしょう。
2つ目のトレードオフはパフォーマンスです。レビューウィジェットが1つだけなら、過度に心配する必要はありません。ただ、アプリはJavaScriptやCSS、その他のストアフロント用リソースを追加することがあります。Shopify自身のパフォーマンスに関するガイダンスでも、アプリが増えるにつれて、新しいアプリごとにサードパーティ製のJavaScriptが加わり、ブラウザのメインスレッドを奪い合う可能性があると述べられています。
表示速度と売上は連動しているため、この点には特に注意が必要です。Shopifyが2026年に実施した、実際に販売中のストアを対象とした分析では、読み込み時間が100ミリ秒長くなるごとに、コンバージョン率がおよそ3.5%低下するという結果が出ています。
アプリを使う方法は簡単で、料金に納得できるのであれば十分に理にかなった選択です。Shopifyアプリを新たにインストールせずにFacebookレビューを追加したい場合は、別の方法があります。
方法2:無料でカスタマイズできるウィジェットを埋め込む
あちらで6ドル、こちらで6ドルと積み重なり、サブスクリプションの請求額が膨らみ始めているなら、Shopifyアプリは使わずに済ませましょう。
JotformのFacebookレビューウィジェットは無料で、コードを書かずに作成でき、Shopifyストアの外部だけで動作します。FacebookレビューのURLを入力し、買い物客に見せる内容をカスタマイズしたら、完成した埋め込みコードをShopifyに貼り付けるだけです。
手順は次のとおりです。
- FacebookレビューのURLを追加する:Facebookレビューウィジェットを開き、FacebookページのレビューのURLを「FacebookレビューのURL」欄に貼り付けます。Jotformがレビューを取得するには、Facebookページにカスタムユーザーネーム(バニティURL)が設定されている必要があります。
- ウィジェットをブランドのイメージに合わせる:レイアウトを選び、総合評価やレビュー件数からレビュー投稿者の名前や写真まで、表示する内容を決めます。タイトル、テキスト、ボタンの色、行動喚起(CTA)、ナビゲーションも編集できます。
- 埋め込みコードをShopifyにコピーする:Webサイトで無料で試すをクリックし、続けてコードをコピーをクリックします。最新のShopifyテーマで商品ページに追加する場合は、オンラインストア > テーマ > カスタマイズの順に進み、該当する商品テンプレートを開いて、カスタムLiquidセクションを追加し、埋め込みコードを貼り付けます。
設定はこれですべてです。ウィジェットはJotformがホストするため、公開後は、埋め込みコードをその都度差し替えなくても、ワークスペースからウィジェットを編集できます。
ただし、サードパーティの埋め込みはどれも表示速度を低下させる可能性があるため、完成したページの速度は確認しておくことをおすすめします。
JotformのWebサイトウィジェットでは、Facebookレビューウィジェットのカスタマイズオプションを含め、2027年1月まですべての機能を無制限に利用できます。
方法3:Meta Graph APIを使った独自の連携をコーディングする
かつては、これも自力で実現できる現実的な方法でした。しかし2026年の今、私ならこの方法は選びません。その理由はすぐにわかります。
Facebookページのレビューは、以前はMetaのGraph APIのPage Ratingsエンドポイントから取得できました。開発者はMetaアプリを作成し、販売者のFacebookページへのアクセス権を取得してレビューデータを取り出し、そのレスポンスをShopify上で見栄えよく表示するためのJavaScriptを記述していたのです。
この時点ですでに手間のかかる作業でした。その後、MetaはGraph API v22.0でPage Recommendations(ページのおすすめ)を非推奨にしました。そのため、残されているのは一時的な回避策だけです。
- Metaの開発者アプリを作成し、ページへのアクセス権を取得する:Meta開発者アカウント、Facebookページに接続されたアプリ、適切なページ権限、そしてページアクセストークンが必要です。このトークンはサーバー側で保管してください。Shopifyも警告しているように、シークレットをLiquidテンプレートやテーマアセット、公開されるJavaScriptに記述するのは避けるべきです。
- 従来のGraph APIを通じてレビューをリクエストする:従来のフローでは、ページの/ratingsエンドポイントを呼び出し、レビューデータをJSON形式で取得します。ここで重要なのは「従来の」という点です。MetaはPage Recommendationsをv22.0以降で非推奨にしているため、新たに連携を構築する場合は、現時点ではGraph API v21以前のままにしておく必要があります。
- ストアフロントの出力を構築し、保守する:APIリクエストを安全に実行できる場所、レスポンスを処理するコード、そしてShopifyに表示するためのHTML/CSSが引き続き必要です。さらに、Graph API v21は2027年1月21日に終了する予定のため、この方法は長く使えません。
私にとって決定的なのは、Metaが非推奨となったPage Recommendations APIの代替を提供していないことです。また、Metaとストアフロントの間にはサーバー側のレイヤーを設ける必要があります。ページアクセストークンは認証情報であり、LiquidファイルやブラウザBサイドのJavaScriptに直接記述すると、ページを調べた人なら誰でも見られる状態になってしまいます。
では、今この方法を自分でコーディングできるのでしょうか。はい、少なくとも当面は可能です。しかし、Metaがすでに終了時期を定めている連携に開発の工数を費やすことをおすすめするかといえば、答えはノーです。
Facebookレビューでストアの表示速度を落とさないために
どの方法を選ぶにしても、FacebookのソーシャルプルーフをShopifyで活用するうえで守っておきたいルールがいくつかあります。
- Facebookが収集した内容を表示する:Facebookページでは現在、ページ全体の評価を表示しつつも、Recommendations(おすすめ)が中心になっています。
- スクリーンショットで代用しない:W3Cは、特にアクセシビリティの観点から、可能な限りテキストを画像化せず、実際のテキストを使用することを推奨しています。
- 根拠をたどれるようにする:表示方法が対応している場合は、レビュー投稿者の情報と元のレビューに戻れる導線を残しておきましょう。
JotformのWebサイトウィジェットのライブラリには150種類以上のウィジェットがそろっています。さらに、より本格的な用途にはJotformのShopify連携も利用できます。注文フォームや顧客アンケート、決済フォームをストアに直接埋め込むことが可能です。
なお、JotformのWebサイトウィジェットは現在、2027年1月まですべての機能を無制限に無料で利用できます。そのため、同じ「埋め込み優先」の方法を、ストアフロントのほかの小さな用途にも試せます。たとえば、特典の案内にはポップアップウィジェット、セールや新商品の発売にはカウントダウンタイマー、お客様からの問い合わせ対応にはWhatsAppチャットウィジェットが便利です。
ShopifyにFacebookレビューを追加する方法に関するよくある質問
ShopifyのShopアプリでは、認証済みの購入者からの商品レビューがすでに収集されています。Judge.me、Loox、Okendo、Stamped.io、Yotpoから、対象となるレビューを同期できます。
ただし、CSVでアップロードまたは移行したレビューはShopに表示される対象外となるため、FacebookのおすすめをスプレッドシートでそのままShopにインポートすることはできません。
もちろんです。ただし、現在Metaではレビューを「Recommendations(おすすめ)」と呼んでいます。BrightLocalの2026年ローカル消費者レビュー調査によると、米国の消費者の34%が過去1年間にFacebookレビューを投稿しており、Googleの45%に次ぐ2位でした。
ShopifyでFacebookレビューを表示できる無料アプリをお探しなら、最新のおすすめを取得できるかどうかを確認してください。あるいは、連携の処理を代行してくれるJotformの埋め込み可能なウィジェットをご利用ください。
この記事は、Meta広告を運用しているD2C(Direct-to-consumer)ブランド、ドロップシッパー、個人で運営するEC事業者の方で、Shopifyテーマの表示速度を落とさずに、Facebookページのソーシャルプルーフを活用してストアのコンバージョンを高めたい方を対象としています。






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