ChatGPT対応デザインアプリのおすすめ5選
アイデアをすばやく形にするために、ChatGPTを活用したデザインアプリを取り入れるデザインチームが増えています。こうしたツールは会話型AIとビジュアル制作のワークフローを組み合わせたものです。欲しいものを普通の言葉で伝えるだけで、デザイナーやマーケター、プロダクトチームがレイアウトやユーザーインターフェース(UI)の案、グラフィック、デザインシステムを生み出せます。
この記事では、どんなものがChatGPT対応デザインアプリと呼べるのか、どんな人に向いているのか、そして実際のデザイン業務で頼りになるのはどのプラットフォームなのかを、ひとつずつ見ていきます。
ChatGPTを活用したデザインアプリとはどんなものか
ChatGPTを活用したデザインアプリでは、会話型AIがビジュアルデザインを作ったり、変更したり、分析したりするときの中心的な手段になります。手作業のツールや決まったテンプレートだけに頼るのではなく、欲しいものを言葉で説明するだけで、アプリがその指示をレイアウトやUI要素、ビジュアル素材へと変えてくれます。
こうしたツールは、たとえば次のような人たちがよく使っています。
- アイデア出しや試行錯誤をもっとスピーディーに進めたいデザイナー
- 十分なデザインリソースがないなかでビジュアルを作りたいマーケター
- インターフェースや画面遷移のプロトタイプを作るプロダクトチーム
- 複雑なソフトを覚えなくても使えるデザインの成果物が欲しいデザイナー以外の人
一番の価値は、頭の中にあるものと実際に作れるものとのあいだにあるハードルを下げてくれること。それでいて、クリエイティブな判断はあなた自身の手に残る点にあります。
ChatGPT対応デザインアプリのおすすめ5選
ここで紹介するデザインツールは、ChatGPTを会話の入り口として使い、ビジュアル素材を作ったり、編集したり、仕上げたりできるものです。マーケティング用のグラフィックやプレゼン資料から、UIの案、さらには科学的な図版まで、さまざまな分野のデザインに対応しています。
1. Adobe Express for ChatGPT
Adobe Express for ChatGPTは、Adobeのビジュアルデザイン機能をそのまま会話型のワークフローに持ち込んだものです。欲しいものを言葉で説明するだけで、招待状やチラシ、ポスター、SNS投稿といったビジュアル素材を、チャットから離れることなく作れます。
デザインはその場で思いどおりに手を加えられますし、もっと細かく調整したくなったら、Adobe Expressのフル機能のエディタでプロジェクトを広げていくこともできます。
- ブランドに沿ったビジュアルコンテンツをすばやく作りたい、小規模ビジネスのオーナーやデザイナー以外の人にぴったりです。
- 開発元はAdobeです。
- 得意なのは、プロンプトからマーケティングやSNS向けのビジュアルを作り、思いどおりに整えることです。
- 主な機能
- ChatGPTの中で、プロンプトからデザインを作成
- プロがデザインしたテンプレートを閲覧
- 会話を通じてテキストや背景色、画像を編集
- できあがったデザインにアニメーションを適用
- ワンクリックで、本格的な編集ができるAdobe Expressのフルエディタへ引き継ぎ
- 長所
- 覚えることがほとんどなく、すぐ使い始められる
- テンプレートの質が高く、ブランドにそのまま使えるビジュアルが作れる
- 短所
- レイアウトを自由にカスタマイズする柔軟性は限られる
- 複雑なデザインや専門性の高い作業にはあまり向かない
- 制約
- UIやユーザー体験(UX)、プロダクトのインターフェース設計には対応していない
- 高度なレイアウト調整にはフルエディタが必要
2. Canva for ChatGPT
Canva for ChatGPTを使えば、会話からそのままデザイン作業を始められます。Canvaのアカウントをつないでおけば、プロンプトや手持ちのブランドキット(Canvaの有料プランで利用可能)をもとに、ブランドに沿ったSNS投稿やプレゼン資料、マーケティング素材などをChatGPTに作ってもらえます。
チャットの中でデザインを作り、プレビューし、編集できます。そのうえで、もっとしっかり共同作業や仕上げをしたくなったら、Canvaで開けばいいのです。
- ブランドビジュアルを大量に作り出すマーケティングチームや部門横断のチームに向いています。
- 開発元はCanvaです。
- 主な使い道は、プレゼン資料やマーケティングビジュアルを会話で作り、繰り返し手を加えていくことです。
- 主な機能
- チャットのプロンプトから、Canvaのデザインを直接作成
- ブランドキットのスタイルを自動で適用
- ChatGPTの中でデザインをプレビューして編集
- 会話を通じてテキストやレイアウト、トーンを修正
- ワンクリックでCanvaに移り、共同作業や共有へ
- 長所
- 複数の素材の間でブランドの統一感をしっかり保てる
- チャットから共同編集へスムーズに引き継げる
- 短所
- UI/UXやプロダクトのインターフェース設計にはあまり向かない
- 独自のビジュアル構成は、追加の編集が必要になることがある
- 制約
- チャットの中では、高度なレイアウトの組み立てを細かくコントロールしにくい
- 複雑なデザインシステムには、手作業での微調整が必要
3. Adobe Photoshop for ChatGPT
Adobe Photoshop for ChatGPTは、写真編集を会話型のワークフローに取り込んだものです。欲しい仕上がりを普通の言葉で伝えるだけで、ChatGPT上で画像を直接編集できます。Photoshopの精密さはそのままに、ぐっと使いやすくなっています。
ちょっとした手直しなら、チャットの中でそのまま済ませられます。もっと踏み込んだ調整が必要なときは、使い慣れたPhotoshopの操作でじっくり仕上げられます。
- 複雑なツールを最初から覚えなくても、プロ並みの写真編集をしたいクリエイターや普段使いのユーザーにおすすめです。
- 開発元はAdobeです。
- 主な使い道は、プロンプトで写真を編集し、ビジュアルを魅力的に仕上げることです。
- 主な機能
- ChatGPTの中で写真を直接編集
- 背景のぼかしやグレイン、アーティスティックなフィルターなど、部分的な効果を適用
- プロンプトで被写体を際立たせ、ビジュアルの見せどころを調整
- 操作のたびにスライダーで微調整
- 作業の流れを止めずに、Adobeの幅広いアプリ群へアクセス
- 長所
- 写真編集を始めるハードルが低い
- 自然な言葉のプロンプトで、気軽に試行錯誤できる
- 短所
- 工程の多い編集は、プロンプトを繰り返す必要がある
- 大量の一括編集には効率がいまひとつ
- 制約
- チャットだけで完結する複雑な合成作業には向かない
- 本格的なレタッチには、Photoshop側のより深いワークフローが必要
4. Figma for ChatGPT
Figma for ChatGPTは、会話をビジュアル素材や図版、プレゼン資料に変え、そのままFigmaでみんなで仕上げられるようにします。SNS投稿やマーケティングビジュアル、スライド資料、整理された図版をプロンプトから直接作り、FigJamやFigma Buzz、Figma Slidesといったツールへシームレスに移して、編集やチームでの共同作業を進められます。
- ビジュアルやプレゼン資料をチームで一緒に作り込むプロダクトチームや、部門横断のチームに向いています。
- 開発元はFigmaです。
- 主な使い道は、図版やマーケティング素材、プレゼン資料をプロンプトから作り、みんなで仕上げていくことです。
- 主な機能
- チャットのプロンプトを、ビジュアル素材やスライド資料に変換
- FigJamでフローチャートやガントチャート、各種の図版を作成
- Figma Buzzでポスターや広告、SNS用のビジュアルを作成
- アウトラインや目的をもとに、Figma Slidesで整理されたプレゼン資料を作成
- ChatGPTからFigmaへデザインをシームレスに引き継ぎ、編集や共有、共同作業へ
- 長所
- チームでのデザイン作業をしっかり支える
- 図版からマーケティングビジュアル、プレゼン資料まで幅広く対応
- 短所
- 共同作業を伴わない、単発のグラフィックデザインにはあまり向かない
- 写真編集や凝ったイラスト制作が得意なわけではない
- 制約
- 高度なビジュアルの仕上げは、基本的にFigmaのツール内で行う
- 力を発揮させるには、Figmaの各ツールにある程度慣れている必要がある
5. BioRender for ChatGPT
BioRender for ChatGPTは、かなり的を絞った用途のために作られています。複雑な研究のコンセプトを、会話を通じてわかりやすく正確なビジュアルに変える、研究者のためのツールです。BioRenderの科学的に検証されたテンプレートやアイコンにChatGPTから直接アクセスできるので、プロトコルや経路、分子構造を正確に表した図を、ゼロから作り始めることなく用意できます。
- 論文などにそのまま載せられる科学的なビジュアルを用意する研究者や科学者、研究チームにおすすめです。
- 開発元はBioRenderです。
- 主な使い道は、研究成果を伝えるための科学図版を会話で作ることです。
- 主な機能
- チャットのプロンプトから、科学図版を直接作成
- 科学的に正確なテンプレートやアイコンを数千点から利用
- プロトコルや経路、分子間の相互作用を図で表現
- 論文や助成金申請、ポスター、プレゼンに使う図版に対応
- ブレインストーミングやコンセプトの可視化を共同で進める
- 長所
- 研究内容をビジュアルに起こす手間と時間を減らせる
- 科学的なコンセプトを図で誤って表現してしまうのを防げる
- 短所
- うまくプロンプトを出すには、専門分野の知識が必要
- ライフサイエンスや研究以外の用途では、柔軟性に欠ける
- 制約
- 科学・生物医学系のビジュアルに特化している
- 一般的なグラフィックやマーケティングのデザインには向かない
自分に合ったChatGPTのデザインアプリの選び方
どのChatGPTデザインアプリが合うかは、何をデザインするのか、そして各工程でどこまで自分でコントロールしたいかによって変わります。スピードと手軽さを重視したツールもあれば、より深い共同作業や、特定分野での正確さを支えるツールもあります。
いくつかの選択肢を比べるときは、次の点を意識してみてください。
- まず、自分が作りたいものにツールが合っているかを確かめましょう。マーケティングビジュアル、UIのコンセプト、科学図版、データ収集のワークフローは、それぞれ求められるツールが違います。主に作りたいアウトプットに合わせて選んでください。
- 次に、AIにどこまで任せ、どこから自分で手を入れたいかです。プロンプトでの自動化を重視するツールもあれば、生成後に自分でじっくり仕上げられるツールもあります。
- チームでの共同作業や引き継ぎのしやすさも大切です。チームでの作業やプレゼン、フィードバックを繰り返すような仕事なら、チャットだけでなく、共有・編集・共同作業を支えるツールを選びましょう。
- そして、今の作業の流れにすんなり溶け込むかという点です。優れたツールは、デザインプラットフォームへの書き出しも、そのまま公開することも、結果をその場で分析することも、自然にこなしてくれます。
ツール選びで大事なのは「総合的にいちばん良いもの」を探すことではなく、自分のデザインの目的にぴったり合うアプリを見つけることです。
おまけ:Jotform ChatGPTアプリのご紹介
昔ながらの意味でのビジュアルデザインツールではありませんが、Jotform ChatGPTアプリは、ノーコードのデザインワークフローで頼りになる存在です。ChatGPTの中で、会話形式のプロンプトを使ってフォームを作成・編集・分析できます。
このアプリが重視しているのは、見た目のレイアウトよりも、データ収集の仕組みをきちんと組み立てることです。これは、多くのプロダクト・マーケティング・研究のワークフローの土台になる部分です。プロンプトからフォームを生成し、会話しながら項目を調整したり、既存のフォームを一覧で確認したり、回答を見返したりが、ツールを行き来せずにできます。
アンケートや申し込みフロー、クイズといった、データを軸にした仕組みを作るチームにとって、この会話形式のやり方はうれしいものです。ユーザーの操作の裏側にある機能面を引き受けてくれるので、AIのUIツールやグラフィックデザインツールともうまく補い合えます。
ChatGPTの中でJotformをもっと活用
電子サインの収集からオリジナルのアプリ作りまで、ChatGPTを離れることなくいろいろなことがこなせます。
- Jotform Sign for ChatGPTなら、支払い契約書を作り、署名の順番を設定して、わずかな手順で署名依頼を送れます。今すぐ連携して、署名の収集を始めましょう。
- Jotform App Builder for ChatGPTを使えば、予約システムや顧客ポータルをふだんの言葉で説明するだけで、支払いの受け付けまで含めて、コードを書かずに共有できます。今すぐ連携して、自分だけのアプリを作ってみましょう。
ChatGPTでデザインする——ちょうどいいバランスを見つける
ChatGPTを活かしたデザインアプリは、アイデアから使えるアウトプットへとチームが進んでいく道のりを変えつつあります。ただし、デザインの専門性に取って代わるものではありません。むしろ、最初の段階の引っかかりをなくし、繰り返しの作業をスピードアップし、決まった流れの作業をすっきりさせてくれるものです。
CanvaやAdobe Expressは、ブランドにそのまま使えるビジュアルをすばやく作る手助けをしてくれます。Photoshopは、プロ向けの画像編集を会話形式のワークフローに持ち込みます。Figmaは、チームでのデザインやプレゼンを支えます。BioRenderは、正確な科学的コミュニケーションをぐっと楽にしてくれます。そしてJotform ChatGPTアプリは、データの収集と分析という機能面を引き受けることで、これらのツールを補ってくれます。
こうして並べてみると、AIを活かしたデザインのこれからは、どれか一つのプラットフォームに絞ることではなく、その仕事にふさわしい相棒を選ぶことなのだとわかります。うまく使えば、ChatGPTのデザインアプリは、品質やねらいを犠牲にすることなく、あなたのワークフローをより速く、よりわかりやすく、より使いやすいものにしてくれます。
この記事は、ChatGPTを活かしたデザインツールを検討していて、ビジュアル素材をもっと速く作りたい、人気の選択肢を比べたい、マーケティングコンテンツからチームでのデザイン、研究用ビジュアルまで、どのプラットフォームがどのワークフローに合うのかを知りたい、というチームや個人の方に向けたものです。







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